研究開発

「こんなことができるの?」を化学の力で形に変える。
環境を意識した他社が挑まない世界に挑戦する。

研究開発

東横化学の研究開発(R&D)部門では、製品の企画、研究と開発、検証はもちろんのこと、各種実験・分析機器やクラス1 0 0のクリーンルームという実験環境を保有し、半導体製造装置といった大規模な設備から、センシングエッジデバイスといった小型計測機器まで、幅広い分野の研究と開発に取り組んでいます。
近年は、環境分野に力を入れ、環境負荷低減を意識した基礎や応用研究も行っています。
先端技術の推進と、環境保全の推進が、両立することを使命として活動しています。

基礎研究
配管や炉心管の素材、ガス検知の化学反応など、基礎研究からスタートします。未知の領域に挑戦し、新たな発見を追求しています。
半導体
1973年にスタートした半導体製造装置の研究開発は、日本の半導体産業をけん引してきたといえます。
超高温熱処理装置は、最先端技術と培ってきた経験に基づき開発しました。
半導体製造装置のテクノロジーは進化をしつづけ、産業界に新たな可能性を切り拓いています。
医療
医療機器の研究・開発から、品質マネジメントシステムの構築まで、幅広く手掛けています。
また、手術中の新たな指標を探るため、その原理から構築し、当社で初めての
臨床研究を実施しています。
未来の医療に貢献するセンシング技術の開発を進めています。

産官学連携

半導体分野や医療分野では、毎年途切れることなく産官学との共同研究を行い、より広範で有益な成果を生み出しています。

事例1・センシング技術で環境の未来を守る

事例1・センシング技術で環境の未来を守る

特許取得済

当社が世界で初めて製品化した、漏液センサは、光学方式によりあらゆる種類の液体の漏れをすばやく検知することが可能なセンサです。半導体・液晶製造分野をはじめ、多方面から高く評価され、様々な分野での水漏れの検知に活躍しています。
また、環境に配慮した製品開発も行っています。
漏液センサに、レンズ技術とファイバ技術という新たな技術を付加し、雨水とその他液体を高感度に判別することが可能な液種判別センサを大学との共同研究で開発しました。
当センサは、水質汚濁、土壌汚染につながる有害な化学物質の曝露を防ぐなど、環境負荷低減に貢献しています。
自動車や食品分野、公的機関への展開も行っており、今後も東横化学のセンシング技術で環境の未来を守っていきます。

事例2・省エネを加速するSiCの超高温熱処理技術

事例2・省エネを加速するSiCの超高温熱処理技術

特許取得済

省エネ・省電力化への需要が急拡大している「SiCパワー半導体」。その製造プロセスに欠かせない超高温熱処理装置を産官連携で研究・開発しました。
SiCパワー半導体は、多くの電気自動車や空調設備などに使用されており、当社の超高温熱処理装置は国内外問わず、多くのデバイスメーカーに採用されています。
20年前の製品開発当初、熱処理装置を手掛ける多くの企業は製品化に取り組まずニッチな分野でしたが、いまやSiCパワー半導体の製造には欠かせない装置となりました。
現在は、更なる効率化のため、SiCウエハサイズの大口径化への対応にチャレンジしています。

事例3・ヘルスケアや医療分野に果敢に挑戦 

事例3・ヘルスケアや医療分野に果敢に挑戦 
異業種参入としてヘルスケア機器や医療機器分野に注力し、国公立大学(医学部、歯学部、工学部)や大学の附属病院とも連携して開発を行っています。
体外診断用医療機器の開発では、アルツハイマーや糖尿病等、多くの疾病との因果関係が報告されている歯周病を、口腔内のガスから高い精度で判定できる装置を開発しました。
また、手術中の呼気から状態を把握する新たな指標となるバイオマーカーのセンサの研究・開発も行っており、当社としては初めて、手術室内で人を対象とした臨床研究も行っています。

ニュース

第34回 中小企業優秀新技術・新製品賞 奨励賞を受賞しました

りそな中小企業振興財団および日刊工業新聞社が主催する第34回中小企業優秀新技術・新製品賞において、液種判別センサが奨励賞を受賞しました。

第34回 中小企業優秀新技術・新製品賞 奨励賞受賞のお知らせ

研究開発室への電話でのお問い合わせは

東横化学株式会社(研究開発室)
TEL:044-435-5866(直通)